私はなぜ、広重の浮世絵が好きなのか?
浮世絵が好きだ。
浮世絵が好きで、以前、曲も作ったし、MVも作った。
特に歌川広重の風景画。
なぜだろう?
あの時は、言語化できなかったけれど、今ならできるかもしれない。
そう思って書きはじめた次第である。
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広重の構図と色が、特に気になる
歌川広重といえば、
独特の構図がある。
以前は構図のことなんて念頭になかったが、いまアニメ制作脳になっているため、急に構図が気になり出した。
とにかくドローンショット、ハイアングルが多い。
つまり、遠くのやや上からの構図。
近くに高い櫓(やぐら)を建ててその上から見たような、鳥になったかのような構図なのだ。
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広重は、描いた場所、全てに行ったわけではないと言われている。
なにしろ、東海道や京都くらいならわかるが、対馬の絵まであるのだ。
しかも、どこで描いたん!?ていうようなアングル。虹まである🌈
あの有名な、東海道五十三次も全て行ったわけではないらしい。
なぜ書けたのかというと、当時、江戸の庶民の間で旅行が流行っており、ガイドブック的な本がたくさん売られていた。
広重は、その本を見て、独自の構図に再構築して描いたそうだ。
今で言ったら、旅行ガイドサイトの写真をAIに読み込ませて、独自の世界観に再構築するみたいな話。
いまの私たちが、ネット上で世界中を旅できるように、広重もその旅の本や自分の絵に没入することで、日本中を旅行に行っていたのかもしれない。(知らんけど。)
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桑名
それにしても、ハイアングル。いい。
お店の人たち、イキイキしている。
何焼いてるんだろう?匂いがしてきそう。
なんか、楽しそうで、好き。
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嶋田
これは川を歩いて、カゴに乗っている、偉い人やお金持ちの人などを運んでいる様子。
当時は、川に橋がないことも多く、川を渡す職業の人がいた。
それにしても、大変そうだなぁ。
水の中も青の濃淡が美しい。
それに、空を青ではなく白と黄色い線で表しているのが綺麗だよね。
白(紙の色)なのに、逆にスカッと抜けるような空になってる。
空って、青じゃなくていいんだな。
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新吉原
そう。構図と同じくらい気になるのが、「色」。
色づかいが好きすぎる。
例えばこれ。
なんなの?この中央の紫〜ピンクは!
洛中洛外図屏風とかで、金色の雲が描かれているんだけど、あれは、描かなくていい部分を隠すためでもあったとか、本に書いてたから、それかも?
それにしても、桜色と紫の雲っていうのがオシャレすぎる。
よく見ると、手前にも白い雲がある。
白→桜の木のピンク→ピンクと紫の雲→その上の緑→グレー→青へと変化している。
空の青も、東海道五十三次とかでの描き方と違う気もする…
なぜだろう?
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亀山
広重の雪景色も、かなり好き。
実家が雪国なので、あの雪の日の静けさとか、雪が夜中に降り積もって、朝起きたら、外が真っ白!とか、あの感覚を思い出してしまう。
この亀山は、雪が止んだ静けさがすごい。
そして、亀山城を見上げるように描いているのは、構図としては珍しいかも?
でも、下の方には街が描かれているので、いつもの俯瞰ぽい感じもある。
実は山を登っている人たちが描かれているけれど、この絵の中で動いているのは、この人たちだけ。静と動の対比がすごい。
というか、こんな急な山、どうやってのぼるんだよ?w
空も綺麗。最上部だけに青。山際はほんのりピンク。朝焼けかな?
これも、空の真ん中を紙の色にしているので、どこまでも抜けるような空な感じがする。
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関
こっちは、夜かな?
それとも雪が降っているのを、表すには、空を暗くするしかなかったとか?
さっきの亀山と比べると、動きがある作品。
人も歩いているし、雪も降っている。
雪の中を歩く、あの独特な音が聞こえてきそう。
蓑を着ている人と、青い服を着ている人がいるけれど、どっちが暖かかったんだろう?とか色々想像してしまった。
色を見ると、白い雪に赤い鳥居と「東海道」のラベル、反対側の「印」みたいなやつの赤が効いている。
雪の中の鳥居は、映える。
空の暗さが重くないのは、雪のちょっと可愛いドット感があるからだろう。
すごいなぁ、広重さん。
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矢橋
これは、オレンジが気になる絵。
色が綺麗すぎる。
オレンジの濃淡と青の濃淡。下の方の山は濃い青なんだね。
グレーと青、白で表された、海?の上に、連なる帆掛船。
帆掛船が出てくる絵は他にもけっこうあるけど、帆が大きく、白くて目立つし、勝手に夏らしさを感じてしまう。
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江戸時代の人は、こんなにダイナミックに、海と共存していたんだな。
たしかに、現代は陸路が整備されて、鉄道も道路も通っているから、陸路が基本になっている。
でも、実は長きに渡って、水の上を移動する方が、断然早くて便利だった。
海岸伝いに移動したり、川を渡ったり。
崖のような山を通るよりはラクで安全だった。
さっきの川渡しもそう。あれは今では「え”っ!?」となりそうなものだけど、あれは普通だった。
そう考えると、広重の絵は、江戸時代の「普通」がわかるとも言える。
いまの自分たちには考えられないこともあれば、あ、そうだよね、同じ!ってことも。
そういう目で見ても、楽しい。
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岡崎
このまま行くと、あと10倍くらい書けそうなので、最後にこちらで終わりますw
広重の作品は、時々、お城が描かれているのがあるのだ!!(さっきの亀山も)
デジタル城下町に携わる者としては、見逃せない!
こちらは、岡崎城。
岡崎城といえば、徳川家康。(私のある意味恩人w)
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岡崎城、だいぶ、可愛く描かれている感はあるが、江戸時代はこのように見えたのだろうか?天守や櫓がたくさんあるし、石垣もある。
たまらないw
この橋がかかっているのは、川ではなく、お城のお堀だろうか?(要調査)
橋の上にも、下にも人がいて、賑わっている。
そして、よく見ると、最上部の空がけっこうはっきりした赤!
水の奥の方の濃さと同じくらい濃い。
橋桁と屋根の黄土色ぽい黄色が、青の濃い部分に映え、橋と家の連なる屋根とで、一本の道みたいにも見える。
奥行きを表しているのかな?
赤、黄色、青の色がはっきりしていて綺麗だね。
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私は、広重が描いた、人間との距離感が好きなのかもしれない
以上、個人的に浮世絵を鑑賞して、好き勝手なことを言って楽しむ様子をお届けしました!w
そして、もっと歴史的なことを言えると思ったら、けっきょく構図だの色だの、アニメ制作よりの脳みそが起動してしまうというw
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でも、それってこうも考えられる。
私は、広重の浮世絵のどこにひかれていたのか?
広重の絵は、ハイアングルや俯瞰が多い。
人間が描かれているけれど、見る側は、その世界に巻き込まれていない。
宿場町で買い物もしない。
一緒に川を渡らなくていいし、雪の寒い中歩かなくていい。
さっきの帽子を拾ってあげなくてもいい。
安心してみられるのだ。
押し付けてこない感じ。
ただ、そこにあるものをそこに描いたみたいに、静か。
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だけど、人間を見る眼差しは、なんだかあたたかくて。
もしかしたら、私が歴史を見ている距離感と近いのかも。
私が、世界と対峙するときに、一番心地よい距離で、人が描かれているからかも。
私は、博物館のガラスケース越しの距離感が好きだと最近気づいた。
それと同じような距離感を、広重の絵に感じているのかもしれない。
だから、好き。
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もしよかったら、過去の作品をば…
浮世絵をテーマにした歌「浮世の光、世界に咲く- The Light of Edo Blooms Worldwide -」
浮世の光、世界に咲く- The Light of Edo Blooms Worldwide -
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浮世絵を使用したMV「四季あはれ - Seasons of Grace - 」




音楽もカッコイイです🎶😎
アニメ制作って、色んなことが全て血肉となるんですね👀